About

megumi_noguchi

晴れた日には、青空を眺めて歌う。

どこまでも続く空や、降り注ぐ日差しや、柔らかい風のように、いつかあなたのもとに歌が届くようにと。

 

雨の降る日には、雨粒のリズムに合わせて歌う。

雨はそんなに悪くない。

街中に咲く雨傘が、キラキラと輝いている。

 

雪の降る日には静寂の中で歌う。

いつもと違うすまし顔の街は、冷たく私をあしらう。

雪が解けてしまえばそんな面影はなく、全てが夢だったのかもしれない。

 

花が咲きほこれば、胸騒ぎをいなすように歌う。
躍る心はメロディーになって、言葉になって、ふわふわと木漏れ日の中に消えてゆく。それでいい。

 

茹だるように暑い日は、木陰の下で歌う。
まとわりつく強い陽射しを宥めるようなそよ風に乗せて、私の声も何処か知らない場所で響くことを夢見て。

 

木枯らしが吹けば、何かを紛らすように歌う。
何もない場所にメロディーを敷き詰める。空虚で空虚を埋める。

 

夕暮れ時には、西日に目を細めながら囁くように歌う。
今日はこうして終わるが、夜はこれから始まるのだ。

 

夜が更ければ、星空に向かって歌う。
私の町はしんと静まり返り、星の瞬く音が聴こえそうだ。
あなたの街は未だ眠らずに、ネオンが煌めいているのだろう。

 

夜が明ければ、小鳥の囀りとともに歌う。
何も変わらないような日々は、決して変わらないことなどなかった。
今日もまた、今日の為に歌う。

 

誕生日1991年2月7日23時頃
血液型A型